新しい掃除機の購入を考える前に試してみて!性能回復のための5つのメンテナンス方法

掃除

「掃除機の吸引力が落ちてきたけど、これって寿命?」そんな風に思っているあなた、新しい掃除機を探す前に少し待ってみませんか。

本当に掃除機が老朽化しただけなのでしょうか?

掃除が得意でない私も、掃除機のメンテナンスを見直すことで、かつての性能を取り戻すことができました。

掃除機の紙パックがいっぱいになるまで溜めてしまっていた私ですが、適切な手入れをすることで吸引力を回復させる方法を学びました。

掃除機の寿命の見極め方とメンテナンス方法

掃除機の使用頻度は人それぞれ異なります。

子どもやペットがいる家庭では毎日使用するかもしれませんし、一人暮らしの忙しい方は週に1回くらいかもしれません。

掃除機の寿命は平均で約68年と言われています。

通常、掃除機を使った後は、次のいずれかを行っているでしょう。

  1. 掃除機をそのまま片付ける
  2. 掃除機のゴミを捨ててから片付ける
  3. フィルターを洗ったりブラシを清掃したりしてから片付ける

掃除機の寿命を延ばすためには、3番のメンテナンスが理想的です。

これを週に1回や月に1回行っている場合でも、掃除機が寿命を迎えている可能性があります。

そうなったら、修理を依頼するか新しいモデルに切り替える時かもしれません。

しかし、1番や2番の行動をしているなら、高価な新しい掃除機を購入する前に、まずはメンテナンスを見直してみてはいかがでしょうか。

物に手をかけることで愛着が湧き、長持ちすると言われています。機械も人間や動物と同様、丁寧に扱えば長く使えるものです。

掃除機の吸引力を取り戻す5ステップ

掃除機にはさまざまな種類と機能がありますが、吸引力が落ちる原因はいくつか共通しています。

この記事では、どの掃除機にも当てはまる吸引力低下の原因とその対策を5つ紹介します。

これらの手順を踏むことで、掃除機の性能を元に戻し、寿命を延ばすことができます。

ステップ1: 紙パック・ダストカップの清掃

紙パックやダストカップが満タンになると、新しいゴミを吸い込むスペースがなくなります。まずはこれらをきれいにしましょう。

【紙パック式掃除機】

  • 使用済みの紙パックを取り出し、袋に入れて処分
  • 新しい紙パックを取り付ける

【サイクロン式・ロボット掃除機】

  • ダストカップ内のゴミを慎重に処分
  • ダストカップを水洗いし、完全に乾かしてから再装着

ほこりアレルギーがある方は、マスクを着用して掃除することをお勧めします。

ステップ2: フィルターの清掃

フィルターがほこりで詰まると、吸引力が低下します。フィルターをきれいにすることは、排気もきれいに保つ効果があります。

【紙パック式】

  • 一部のモデルでは紙パックがフィルターの役割を果たす
  • 水洗いが可能な場合は、サイクロン式やロボット掃除機と同様に行う

【サイクロン式・ロボット掃除機】

  • 本体フィルター:取り外し、水洗いし、水分を拭き取り、完全に乾かしてから再装着
  • プリーツフィルター:乾いた状態でブラシを使ってほこりを取り除き、必要に応じて水洗いし、水分を拭き取り、完全に乾かしてから再装着

掃除機ヘッドの回転ブラシの手入れ方法

電気店で見る掃除機のほとんどには、ヘッド部分に回転ブラシがついています。

このブラシは掃除機の清掃性能において、非常に大切な役割を果たしています。

しかし、このブラシのお手入れは少し手間のかかる作業です。

特に、毛髪や糸が絡まった場合、それを取り除くのが難しくなることがあります。

絡まった毛髪や糸は、手で引っ張ってもなかなか取れないことが多いのです。

回転ブラシの掃除を楽しめればベストですが、多くの人にとっては面倒な作業です。

通常はピンセットやハサミを使って絡まった毛髪を取り除く方法が推奨されていますが、裁縫用具を使っている人もいます。

掃除機ヘッドと回転ローラーの清掃方法

【紙パック式・サイクロン式・ロボット掃除機】

掃除機のヘッド部分や回転ローラーに絡んだ髪の毛やほこりを丁寧に除去します。取り外せるパーツは外して汚れを拭き取り、水で洗える部品は水洗いします。洗った後はしっかり乾燥させてから、元の位置に戻します。

ホース(ノズル)の清掃

ホース内部に詰まったゴミや液体、湿ったゴミは吸引力を低下させる原因となります。

また、ホース内部の汚れは異臭の原因にもなります。

ホース内部は見えにくいため、詰まりや汚れが原因であることに気付きにくいことがあります。

【紙パック式・サイクロン式】

《物が詰まっている場合》
  • 針金やハンガーを使って詰まった物を引っ掛け、取り出します。
  • ホースを振り回して遠心力で詰まりを取り除く方法もあります。ペットボトルのキャップなどが詰まった場合は、適切な大きさの乾電池を使ってホースを振る方法も効果的です。ただし、ホースを振る際は、飛び出るゴミや乾電池による怪我や事故を防ぐため、周囲に十分なスペースを確保してください。
《汚れがこびりついている場合》
  • センサーやパネルがついているホースには、ホースの長さの半分以上の長さの棒を用意し、硬く絞った小さな雑巾をその端に輪ゴムで固定します。
  • ホースの穴から棒を挿入し、内側を拭き取ります。

接触部分(ピン)の清掃

掃除機の「ピン」部分の汚れも見逃せません。

電源が入らない、動作が不安定などのトラブルの多くは、このピンの接触不良が原因です。

掃除機はほこりや汚れに直接触れるため、ピンにも汚れが付着しやすいです。

【紙パック式・サイクロン式・ロボット掃除機】

  • 乾いた布でピンを優しく拭きます。濡れた布や強い力で拭くと、ピンが損傷する恐れがありますので注意してください。

掃除機の清掃まとめ

  • 買い替えを検討する前に、これら5つのポイントに注目した清掃をお勧めします。
  • 掃除機を清掃する際は、電源を抜いて安全を確保し、取扱説明書を参考にしてください。
  • 掃除機のタイプに応じた注意点があるため、それに沿って作業を行います。
  • これらのポイントを普段の掃除に取り入れることで、掃除機の吸引力を維持し、寿命を延ばすことが期待できます。

物を大切にすることは大切です。新しいものに替える前に、適切なメンテナンスを心がけましょう。

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